1-2. 家事・育児の分担問題から見える相手の負担
相手が「家庭を顧みない」と言っている本質は、心が家族に向かっていないという感覚です。その背景には、毎日の生活の中での小さなすれ違いが、数年かけて積み重なっています。
特に、家事や育児の分担に偏りがあると、相手の負担は増す一方です。令和7年版の男女共同参画白書によると、既婚女性の家事関連時間は1日あたり平均446分、既婚男性は113分と、大きな差が生じています。
この差は「その日だけの問題」ではなく、毎日、毎月、毎年と積み重なります。月に換算すれば約10,000分、年間では120,000分を超える負担の差です。この蓄積が「あなたは家庭を顧みない」という言葉になって表れているのです。
| 既婚女性(妻) | 既婚男性(夫) | 差 | |
|---|---|---|---|
| 1日あたり(分) | 446分 | 113分 | 333分 |
| 1ヶ月あたり(分) | 約13,380分 | 約3,390分 | 約9,990分 |
| 1年あたり(分) | 約162,790分 | 約41,245分 | 約121,545分 |
| 年間時間換算 | 約271時間 | 約69時間 | 約203時間 |
※内閣府男女共同参画白書のデータを参考に作成。実際の家計・育児状況により数値は異なります
この表を見ると、相手がなぜ「あなたは家庭を顧みない」と感じるのかが理解しやすくなります。毎日333分、年間203時間の負担差があれば、相手の心が疲弊するのは当然です。
重要なのは、相手が指摘している「家庭を顧みない」という課題は、実は時間と行動で解決できるということです。一人から始められる家事参加や育児への関わりは、数ヶ月続けることで確実に相手の心を変えます。



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